今日、本学に非常勤で来ている若い先生とお話する機会があった。ご本人は、若く見えるけど結構歳を取っています、と言っていたが。
地方国立大学の准教授なのに、どうして、うちの大学に非常勤にいらしたんですか、と聞くと、いや、白鴎大学はいい大学です。某国立大はど田舎にあって、それにくらべたら、白鴎大学は駅に近いし、綺麗だし、いい先生方がいるし。。。という話になって、地方国立大の実情の一端を垣間見た気がした。
彼は、10年くらい海外でポスドクをやっていたそう。専門の宇宙物理の分野で専任教員になるのは至難の技で、年間に論文を10本書いても就職は難しいらしい。
聞きしに勝る就職難。日本は本当に多くの優秀な人材を無駄に捨てている。もっと上手く活用すべき。
それと同時に、こういう若い人にポストを譲ることも非常に重要だと感じた。最近、うちに来る若い教員はみんな優秀で、私の時代のように大学が一気に増えた時期に、うまく教員になれた層とはできが違う。その意味でも定年は非常にいい制度だと思う。
私に残された定年までの4年間をどう使うか? 少しでも、人のために役立つことに使いたいと思う。そのための「年少者のための日本語教育」のサイトである。
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