アクティブラーニング

私は現在、FD委員会の委員長をしている。

今年は、「アクティブラーニング」をテーマに、FD研修会を開催することにした。3人の先生方にお願いして3回の講演を組み、ストリーミング配信をすることにした。

コーディネータ役の私も結構大変であった。3人の先生方と交渉し、それぞれの講演前に挨拶の音声を入れ、スケジュール調整をして、案内文を作り、謝礼の交渉をし、教授会でアナウンスし、出席を確認し、その他諸々。 

1回目の配信では、「アクティブラーニングの概要」について話して頂いた。  

今までは、アクティブラーニングとは、何かグループ学習やペアワークのような「アクティヴ」な活動をするものと思っていたが、決してそういう訳ではなかった。

肝要なのは、学生に主体的に考えさせること、そのためには「言語活動」が重要だということ(私の表現でいうと、「考えたことを自分のことばで言語化」すること)であった。 

なんだ、これなら私が今までやってきたことじゃないの。アクティブラーニングのために、殊更グループワークなんかさせる必要はないんだ。 

アクティブラーニングと言う考え方が出てきた背景には、どうやら高校の授業に対する批判(単に知識を与えるだけ)にあるようだ。逆に、小学校では、何か楽し気に活動はしたけど、何の知識も残らない、ということが問題になっているらしい。さもありなんである。

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